テルアビブから宜しく!2014年ルビンシュタインコンクール(2)

13日のオープニングコンサートのリハーサルが本日も行われました。

珍しい曲を練習しました・・・ベートーヴェンの合唱幻想曲、Op. 80。この曲は後の「第九」へと至る主要な源流のひとつと考えられています。テーマなどが大変似ていますが、同時にピアノコンチェルトの風味もあります。

ピアニストはダニール・トリフォノフです。彼は弊社の楽器を選びました。

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リハーサルは良かったですので、本番も楽しみにしています!

テルアビブから宜しく!2014年ルビンシュタインコンクール(1)

おそらく今年の国際ピアノコンクールの一番のハイライトはルービンシュタイン国際ピアノコンクールでしょう。ファツィオリ初デビューの当コンクールにおける技術・アーティスト関係を、 日本チームが担当しております。


テルアビブは素敵な街です。 海岸が綺麗なうえに、料理もとても美味しい・・しかし観光の時間は有りません。
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コンクールで使用される FazioliはF278ですが、昨年末ダニール・トリフォノフ (Daniil Trifonov) がサチーレの工場で選定しました。ダニールは前回の自らのルービンシュタインコンクールの経験から、ホールの音響のために一番良いピアノを選びました。当ホールの音響は非常にデッドですので、とても元気な楽器が必要です。

かなりの時間を掛けピアノの準備をしました。その後、昨日(5月10日)ダニールがピアノを弾き、調整の希望を伝えてきました。さらに調整後、ダニールからパーフェクトのお墨付き!安心です。

今回の舞台にはファツィオリとスタインウェイの2台だけなので、準備には気合いが入ります!

本日はオープニングコンサートのリハーサルでした。下の写真をご覧ください。当コンクールの入賞者David FungとRoman Rabinovichが, 
バルトークの2台のピアノと打楽器のためのソナタを練習しています。
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そして、下の写真はストラヴィンスキーの「結婚」(ピアノ4台、歌のソロ、合唱、 パーカッションのため)のリハーサルです。

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明日はダニールのゲネプロ、楽しみですね!

演奏(5月13日の夜)はネットで放送します。 コンクールのHP
で是非一緒にご鑑賞下さい。

2014年国際ジャズデイ、ハービー・ハンコックと共に

4月30日はユネスコ「International Jazz Day」でした。ジャズに象徴される文化の多様性と人類の融合、平和を祈念し、世界中でこの日が祝われました。
今年の記念コンサートは世界全大陸の196ヶ国+ 南極大陸と 国際宇宙ステーションを繋いでお祝いされましたが、世界の中心は大阪でした。
大阪城西ノ丸庭園で行われたギャラ・ジャズコンサートは以下のビデオでご覧になれます(30:45に自動的に始まります)。
ハービーの感動的なスピーチも翻訳付です。

また、この下に準備の模様の写真をアップしましたのでお楽しみください。



お陰様で4月30日の天気は最高でしたが、前日のリハーサル日は一日中冷たい雨でした。
人間は暖かい洋服を着られますが、ピアノはどうすれば良いでしょうか?
29日の朝早、寂しく濡れている会場にピアノを搬入しました。。。。。

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ハービーはダウンジャケットでピアノに向かい、弊社のピアノ(F278)はレインコートです。
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翌日はうって変わって晴天。小曽根真さんは、Tシャツでゲネプロに臨みました。ピアノもホッとしています。
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穐吉敏子さんも参加しました。
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屋外に夜中のピアノは大変と思いますか?違います。専門的な防湿カバー+除湿器でピアノのケアは問題ありません。翌朝の湿度計は理想に近い50%+を指していました。

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ハービーが私とピアノ運送責任者の吉田さんの労をねぎらってくれました。来年の国際ジャズデイはどこの国になるでしょうか。世界の平和と人類のコミュニケーションの向上にジャズが貢献できるよう、来年も日本でこの日を盛り上げたいものですね!
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有難うアヴィラム!  - !תודה לך אבירם

4月26日のアヴィラム(Aviram Reichert, イスラエル出身、ソウル国立大学準教授)
による公開レッスン&コンサートは、
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1時間50分にもわたる、とても濃厚なレッスンとなりました。事前に、「課題が残らないところまでやる」言っていたアヴィラムですが、随所 に渡り細部の「音色」にこだわるパーフェクショ二ストの彼に、素晴らしい反応を示した鐵百合菜さん。情景の絵画的イメージを駆使し、聴衆への質問も交えながら、鐵さんを「追い込んで行く」。数回の試みで先生の求める音楽を奏でて行く生徒に、アヴィラムも時間が経つのを忘れたようです。
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素晴らしい技術と自分のアイディアもあるので、音に集中しなさいというまとめでした。その後予定のコンサートをこなし、さらに一曲ラフマニニフノのプレリュードOp. 32-5をアンコールで弾いてくれました。このイベントの詳細は こちら 。打ち上げは盛り上がりました!

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翌々日は今回の来日ツアーのチェロのユンソンと紀尾井ホールで。引き続き素晴らしいアヴィラム的音の綾を聞くことが出来、マスタークラスで質問責めにあっていた豆ピアニストの小晴ちゃんも感激。次回は是非、ソロコンサートもという声が早くもあがっています。

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