モスクワでは6月に入ると、リラの花が美しく咲き誇こります。
モスクワ音楽院の入り口のチャイコフスキーの銅像も、白紫のリラで彩られコンクールの季節の到来をアナウンスしているかのよう。
いよいよコンクールのピアノが練習用のセミコン一台と共にモスクワに空輸されました。技術者(Attila Fekete)とコーディネーター(福永路易子)からなる、Fazioli コンクール日本チーム先行隊もモスクワに到着。
今回のコンクールは会場となるチャイコフスキー音楽院の目の前にあるKlavierhausというピアノ会社の協力を得て、そこにFazioliコンクールオフィスを設置し、ピアノの準備・試弾を行っています。この会社があるдом союзаビルには文字通り、国際音楽事業連盟があり、音楽院教授、音楽雑誌編集長、調律師など音楽に従事する人たちが常に出入りしています。
やはり何と言っても日本人の調律師はすごい!という評判(とは言えAttilaはハンガリー人ですが)。
Attilaの仕事ぶりを観察に来る調律師たち。
Klavierhaus の二人のRoman(社長とオフィスマネージャー)は次々Fazioliの試弾に訪れる出場者が奏でる、初めて聴くFazioliの美しい音色にうっとり。
6月10日、11日、12日の三日にわたる予選で約60名のピアニストが演奏し、コンクール本選に出場する約30名の参加者が選ばれます。
つづく
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