今年の聴くべきピアノリサイタルのトップリストであることは間違いありません。
ヴァディム・ホロデンコの演奏は、その完璧な技術と繊細かつ想像豊かな音楽性に裏付けられた、誰しも心を動かさずにはいられない美しさと誠実さに溢れた音楽の世界に聴く人を誘うもの。彼が圧倒的な優勝を果たした国際コンクールで審査をされた、野島稔先生(ピアニスト及び東京音楽大学学長)の評がホロデンコの音楽の本質を雄弁に物語っています。 「2010年第4回仙台国際、2013年ヴァン・クライバーンともに審査員を務めましたが、ホロデンコはどちらもダントツでした。音の質がとにかく素晴らしい。最強音を出しても柔らかさがあり、聴いていて喜びを覚えました。コンチェルトでは、自分が思う音をオーケストラにも出させてしまうような見事なアンサンブル。ずば抜けて洗練されていました。
今回は、彼の美点が120%出るプログラムだと思います。ウクライナで生まれ、モスクワで学んだ彼にとって、ロシア作品はお国もの。ショパンのエチュードは、一曲ごとの詩を、彼の洗練された技術でどのように展開するかが聴きどころでしょう。核心に迫る演奏が聴けるのではないでしょうか。」
野島稔(ピアニスト)
コンサートの詳細
2018年6月26日(火)、19時開演(18:30開場)浜離宮朝日ホール全席指定・税込 5000円使用ピアノ: Fazioli F308 チケットのご購入先
朝日ホールチケットセンター
03-3267-9990 (日祝除く10-18時)日本アーティストチケットセンター 03-5305-4545 (土日祝除く10-18時) イープラス
ローソンチケット
0570-000-407 (オぺレーター/10-20時)
プログラム
ラフマニノフ
幻想的小品集より 前奏曲嬰ハ短調「鐘」Op.3-2
10の前奏曲Op.23より
第1番嬰へ短調 / 第2番変口長調/ 第 3番二短調/ 第4番二長調 / 第5番ト短調
13の前奏曲Op.32より
第5番ト長調/ 第11番口長調/ 第12番嬰ト短調
スクリャービン
ピアノ・ソナタ第5番 Op.53
休憩
ショパン
12の練習曲Op.25
第1番変イ長調「エオリアンハーブ」/ 第2番へ短調/ 第 3番へ長調/ 第4番イ短調/ 第 5番ホ短調/ 第6番嬰ト短調/ 第
7番嬰ハ短調/ 第8番変二長調/ 第9番変ト長調「蝶々」/ 第10番口短調 / 第11番イ短調「木枯らし」/ 第12番ハ短調「大洋」
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