2020年1月15日に イタリア文化会館
アニェッリホール(東京都千代田区九段南)に、ファツィオリが特許を有する三層響板を備えた特別仕様のグランドピアノF212を納入しました。
イタリア外務・国際協力省に属するイタリア文化会館は、日本におけるイタリア文化の普及と日伊文化交流の振興を目的とするイタリア文化・芸術の発信拠点です。今回 F212が設置された372席を有するアニェッリホールは、数々の演奏会も催され、音楽ファンの間でも音響の素晴らしさで人気の高い多目的ホールです。
このようなイタリア文化の殿堂にイタリア・ベルカントを象徴するファツィオリのピアノが備わったことで、聴衆の皆様にイタリア芸術の世界をさらに堪能していただけることでしょう。今回アニェッリホールに設置されたF212は、同館のために特別に製作され、ファツィオリが最新の特許を持つ三層響板を備えるものです。このピアノは低音域と高音域の見事なバランスとダイナミックレンジを有しており、三層響板によって豊かで深みのある音色を響かせます。イタリア文化会館館長パオロ・カルヴェッティ(Paolo Calvetti)氏は次のように述べています。「イタリアの先端技術と工芸美、イタリアの音色を代表する卓越したファツィオリピアノがこれから当館で活躍してくれることを楽しみにしています。」 F212のお披露目には、3月12日に同ホールで開催されるマリア・クレメンティ(Maria Clementi)のピアノリサイタルが予定されています。コンサートの詳細は、後日ニュースでお知らせします。