パオロさん

ファツィオリというピアノブランドの非常に大きな強みは、パオロさん。
他のブランドの 創立者は100年以上前に既に亡くなり歴史上の人物ですが、パオロさんは今まさに我々と同じ時間を生きています。

この業界ではとても珍しいことだけではなく、我々は大きなメリットと考えています。

パオロさんはいったいどんな人柄でしょう?

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(この写真は中村紘子先生のファツィオリF308を使用したチャリティーコンサートの後で撮りました。左よりアレック・ワイル、中村紘子先生、パオロ・ファツィオリ、ピアニスト及び旧アメリカ大使の奥様Bonny Armacostさん)

 やはり、ピアノのオタクというだけではなく、ピアノに対して明確なビジョンを持っている人です。 30年ほど前、彼は当時のピアノが不満でした。34歳でイタリアのトップレベルのピアノ技術者や製作者,音響学研究者を集めて、新しいピアノをゼロから造ることから、彼のピアノに対するビジョンが実行へとスタートしました。

 今現在も、このビジョンが続いています。パオロさんはもっとより良いピアノが造れるはずだと日々考えています。 昨年10月の来日の時に、ピアノを前に数時間ミーティングをし、色々なコメントやアイディアを彼に伝えました。そんな話の途中、良い点など褒める内容を彼に伝えると彼は「良い点は聞きたくない!ピアノを改善する話しかしたくない!」と。

パオロさんはとても真面目で温かい人です。今後来日の時に、たくさんの日本のピアノ愛好家・技術者がパオロさんのそんな人柄に接する事が出来る機会を作れればと思います。


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