4番ペダルって?

初めて4番ペダルを見ると、ピアニストは殆ど「!」と「?」の表情を浮かべます。その「!」と「?」は我々にはとても理解しやすいです。

4本ペダルの写真をご覧ください:

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実は・・・・・、意外とすぐ慣れてしまいます。たとえば、ブーニンさんは2008年のツアーでこの4番ペダルの能力を最大限に使いこなしました。

本当は、結構便利なんです。技術的な話になってしまいますが、

4番ペダルを踏むと、鍵盤の全体が手前に斜めに傾きます。それによってハンマーが弦に近づき、鍵盤が浅くなります。通常の鍵盤の深さは約10ミリですが、4番ペダルを踏むと6~7ミリぐらいの深さになります。この時ハンマーと弦との接触点は変わりません。

一方通常のソフトペダルは鍵盤が全体に右に移動させ、ハンマーと弦との接触点を変えることで、音色と音量を変化させます。もちろんこの場合、鍵盤の深さは変化しません。

結果的に4番ペダルは音色が変わらず、鍵盤が浅くなることにより弾きやすくなります。アップライトピアノのソフトペダルを踏んだときの打鍵途中の遊びのないタッチ感を思い浮かべてみて下さい。速くて静かな演奏が簡単になります。

有名なピアニスト専門の医師は、4番ペダルをケガをされたピアニストの可能性を拡げると考えています。

ファツィオリのF308は標準装備ですが、その他のモデルは注文により装着可能です。しかしこの場合、注文生産となり工場での取り付けとなります。

ぜひこの4番ペダルを体験しにショールームに来てみて下さい!


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