引っ越してないのに、新しいアクセスページ?

当社のショールームに関して、これまで色々なコメントを頂きました。「素敵」、「センスが良い」、「音響がいい」、「ピアノが素晴らしかった」等々・・・そして「ちょっと場所がわかりにくい」というご感想を時々いただいています。

グーグルマップをご利用の客様が多いことと思いますが、慣れていらっしゃらない方には分かりづらいこともありますね。

最近、田町駅からショールームのすぐそばまで、バリアフリーの屋根付きウォークウェイが出来ました。暑い中や天候が悪い時にお越しいただくのが少し楽になりました。所用時間は徒歩6~7分です。

また、道もわかりやすくなりました。改札からショールーム入り口前までの道順を撮影した無音動画でご確認ください。

ご来社をお待ちしております!

アンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocceli)のビデオにファツィオリ登場

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アンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocceli)のビデオにファツィオリ登場

世界的に人気の高いイタリアのテノール歌手アンドレア・ボチェッリのビデオ撮影に、本人の希望によりファツィオリのピアノが使用されました。アンドレア・ボチェッリが、新型コロナウィルス感染被害による都市封鎖の中、ミラノ大聖堂で無観客コンサート「MUSIC FOR HOPE (希望の音楽)」を生配信で全世界に届けた感動的な映像は、まだ皆の記憶に新しいところです。
彼は自宅にF308を所有し、ファツィオリのピアノを愛するアーティストでもあります。

トスカーナ地方にある野外円形劇場シアター・オブ・サイレンス(the Teatro del Silenzio)では毎年一回のみ7月に彼のコンサートが行われます。今年は感染症拡大に伴い来年に延期された7月24日のコンサートの代わりに、無観客で撮影され、同日配信されました。ショートバージョンが、アンドレア・ボッチェリのYouTubeチャンネルで公開されていますので是非ご覧ください。

シアター・オブ・サイレンスは、アンドレアの故郷であるラハティコ(Lajatico)にあり、彼が自治体を説得して丘陵の地形を生かし自然の形成を利用して建設されたものとして知られています。壮大な自然を背景に響くアンドレアの美しい歌声とパフォーマンス、そして彼方に広がる空の下で奏でられるファツィオリのピアノの音色にもご注目下さい。

ファツィオリマスクの生産者「パトリツィア」を紹介します

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先日ご紹介したファツィオリマスクが日本のお客様にも好評だったため、追加注文しました。製作の背景や生産者が分かりましたので、お伝します。

このマスクは6月に行われたファツィオリホールの 復興コンサートイベント でパオロ・ファツィオリが身につけていた「ファツィオリマスク」。とても気になったので、残りの少数のマスクを送ってもらいました。届いたマスクは素晴らしい作り!ご来社のお客様にもとても好評でした。

イタリア本社に生産者について問い合わせたところ、地元のインテリア小物の工房に依頼し、一つ一つ手作りで作っている物と聞いて納得しました。実に丁寧に縫製されています。ファインコットンの二枚重ねで作られており洗濯可能、スタイリッシュかつエレガントなイタリアンデザインのエッセンスと職人気質を感じる、とてもファツィオリらしいマスクです。

ファツィオリマスクを作っているのは、ファツィオリ本社・工場より約20km離れたところにある、「 Obiettivo Casa (理想の家)」 というアトリエの、Patrizia Brescancin(パトリツィア・ブレスカンチン)さんです。パトリツィアさんは、高級服の仕立師の母親と高級ブランドのデザイナーであった叔母を持ち、彼女たちの仕事を身近に見ながらエレガンスとディティールを自然に学べる家庭環境で育ちました。ご自身もこれまでにグッチ、ベネトン、フィオルッチなどの高級ブランドと仕事もされており、素晴らしい経歴をお持ちです。「Obiettivo Casa」の名称は、「あなたの理想の家を教えてください、なんでもお応えします」という彼女の想いから、このように名付けたそうです。
ファツィオリ本社・工場がある「フリウリ地方」は、創業者パオロの生家が家具工場を営んでいたように、昔から手工業、木工業が盛んな地域で、今も職人気質が脈打ち、優れた美術工芸品が生産されています。良い材料見極め、経験と技術を駆使して最高のものを作り上げようとするフリウリ地方の誇り高い職人気質は、ピアノ製造も小さなマスク一つの製作も共通するものがあるのかもしれません。「理想の音色」を追求するファツィオリが「理想の家」実現のお手伝いをするパトリツィアに依頼したのは偶然ではないでしょう。

この素敵なマスクを多くの方にお分けしたいのですが、一点ずつ手作りのため数が限られており、現在、ご試弾にお越しのお客様に差し上げています。
弊社ショールームでも、消毒やマスク着用など感染対策を行って、皆さんのお越しをお待ちしております。

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アンジェラ・ヒューイットはロンドンのご自宅でファツィオリマスクをモデルしています。
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経営本が教えてくれるファツィオリ哲学

新型コロナウィルスによる外出自粛期間中に本を手に取り、改めて読書に目覚めた方もいらっしゃることでしょう。この機会に、ファツィオリの経営哲学に触れられる本を2冊ご紹介したいと思います。ファツィオリがお好きな方、イタリアブランドに興味がある方、企業経営に携るかた方にとって、または、読み物としても大変興味深い本です。

「メイド・イン・イタリーはなぜ強いのか?」(晶文社 安西洋之著)
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弊社が取材協力をし、今年2月に発売されました。大企業中心の「メイド・イン・ジャパン」と中小企業が担う「メイド・イン・イタリー」の対比を含め、世界的に評価が高いイタリアブランドの事例から私たち日本のビジネスパーソンが学べる点がわかりやすく記されています。この中でファツィオリは、短期間にトップに駆け上がったピアノメーカーとして紹介されています。
本書の中で創業者パオロ・ファツィオリは、「量は追わない。良い音を追求するのが私の使命だ。」と、ファツィオリ社の核となる価値観を語っています。


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もう一冊ご紹介したい本は、「どうする?日本企業」(東洋経済新聞社 三品和宏著)です。
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2011年に発行された本ですが、今改めて読み直しても大変示唆に富む内容です。成長ありきの経営の限界を指摘し、日本企業の今後の成長に必要なのは、技術力以上に構想力を要する「リ・インベンション」であると唱えています。ビジネスの規模ではなく、品質を向上させることを目指すパフォーマンス・クオリティ企業の好事例としてファツィオリが取り上げられています。
著者が「ピアノという代物は、やはりピアノを愛する人々が、ピアノを愛する人のために造る楽器で、そういう世界に効率やら原価やら経営の言語を持ち込むと、何か大切なものが失われてしまうような気がして仕方ありません。」と述べている点にも深く共感します。

機会がありましたら是非ご一読ください。そして、ショールームにお越しになられた際には、エスプレッソを飲みながら読後の感想もお話しできたら嬉しいです。

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