今日は第二ラウンドの最終日、16:30からセミファイナル通過者の結果発表がありました。
今年からジュニア審査員制度が導入され、まず最初に、17歳から19歳の7人の音楽学校の学生により選ばれた、7人の名前が発表されました。その中には、
FAZIOLIで素晴らしいダイナミックな独自の音楽で聴衆を湧かせたJi-Yong Kim
と、美しい音色を奏で、皆をうっとりさせた工藤奈帆美さんの名前もありました。日本人の中では尾崎美空さんも入っていました。
でも、当確のはずのMaria Mazo
の名前がなく、何かおかしいなと思っていると、続いて、審査員の結果発表が通過しなかった人から順番にありました。ルールではジュニア審査員と本審査員の
意見が食い違った時は、本審査員の意見が採用されます。(当然でしょう)。結果は6人中3人のみ一致。その三人とはBaryshevskyi
Antonii, Colafelice Leonardo, Cho Seong-Jin でした。残りの三人はLin Steven,
Osokins Andrejs, Mazo Maria.
複雑過ぎて、何が起きているか良く分からない人も。皆の感想は、このプロセスにどういう意味が有るの?!
これで、Fazioliを選んだ人の中では、Maria Mazoさんのみがファイナルに進出することになりましたが、Ji
-Yongと奈帆美さんという素晴らしいピアニスト達と過ごした一週間、本当にピアノメーカー冥利につきました。有難う。今後のご活躍をお祈りしておりま
す。
このコンクールでは基本的に、グランドピアノによる公式練習時間が確保されていません。
その代わり、ホテルの各自の部屋にアップライトピアノが与えられ、朝9:00から夜の9:00までお昼寝(?)の14:00から16:00の間を除き、10時間練習できます。しかし相部屋なので、ルームメイトとのシェアです。
しかもピアノは古く、キーも飛んでいたり、一日10時間の激しい演奏の後にはピアノの音も悲惨になってきます。隣接の部屋から聞こえてくる互いの音に邪魔されて、自分の音が聞こえない。その上それをかき消すような、ホテルの非常階段の工事中の激しいドリルの音。
そこで、弊社ではFazioliを弾かれる方の為に、Fazioliでの毎日の練習場所を確保すべく、奔走しました。現地ディーラーのショールームは工事中で、Fazioli は設置されておらず・・・・・・・・・・呑気なお国柄です。
ここはイスラエル国営教育テレビのArie Vardi 教授の "Intermezzo with Arik"シリーズ
の収録スタジオです。ここにFazioliのF212が持ち込まれ、定期的に収録されます。
ここは、民間録音スタジオです。F183が落ち着いた木のフロアリングと壁に囲まれた一室に置かれ、心地良い空間です。
ここは民間のお宅のリビングです。大きな家にプールのある美しい庭。優しく寛大なホスト。このF212のピアノはルビンシュタイン・コンクールの初代調律師が10数年前にSacile工場で選定したとか。かなり初期のピアノですが、とても良いピアノです。
今週はこの3箇所を駆使し、毎日一人当たり3-5時間の練習時間を確保することができました。Fazioliを弾かれる方々は第一ラウンド最後の二日に集中しているので、かなり長い助走時間となりました。
でも、皆様の優しさに支えられ、緊張もほぐれて来ているようです。いよいよ、日曜日から出場します。お楽しみに。
コンクール初日は大変感動的な一日でした!
朝はコンクールの演奏順番の選択がありました。
後で、狭い部屋で参加者全員の記念写真撮影。狭いですので、最初は難しかったですが・・・
以下のビデオはベートーベ ンの合唱幻想曲です。ぜひご覧下さい!
この貴重なご試弾写真をご覧下さい:
カテゴリ
Tel. 03-6809-3534 info@fazioli.co.jp
〒105-0023東京都港区芝浦1-13-10 1F
JR田町駅より徒歩6分/都営三田駅より徒歩8分
ご試弾/カタログのご請求等のお問い合わせ