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May 2015| ファツィオリ日記トップ July 2015

美浜町のFazioli F308 - ウララ誌に掲載

ライフスタイル誌「ウララ」 が美浜町の特別なピアノについて、特別な記事を書きました。

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なぜホールのピアノが面白いのでしょうか?Fazioli F308 だから!

以下で記事をご覧下さい(クリックすると、大きくなります):

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チャイコン(6) 二次!

第二ラウンドが始まりました。通過者は こちら

第二ラウンド通過者の発表風景。檀上に並ぶ審査員達。
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Fazioli 奏者の中ではマリア・マゾ(Maria Mazo)が第二ラウンドに進出しました。
お得意のベートーベンを中心としたプログラムですが、ここ半年さらに磨きがかかった感じです。Fazioli の音も絶好調。
マリアの二次のソロ演奏は こちら
maria with fan.jpg

それにしても、2次のレベルの高さ!
聴衆を興奮の渦に巻き込むピアニストが、これでもかと次々登場してきます。
プログラムもそれぞれの個性を生かした素敵なものばかり。

明日から、第二ラウンドの第二部、モーツアルトのコンチェルトが始まります。

リハーサル中のマリア
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今回初めてこのホールでオーケストラとのリハーサルを聴きましたが、座る場所に寄って1メートルの違いでもいかに音響が違うか分かりびっくりしました。5か所くらい色々違う場所に座って見ましたが、審査員席が一番音が良いとわかりました。

このホールでは審査員席は前列6席目と、異常に前に座っていますが、理由有ってのことだと納得しました。天井が非常に高く、後ろに長く高いホールなので、とても音が分散しやすいのです。

コンチェルトラウンドの始まり、楽しみですね。

チャイコン(5) ガラコンサート!

このブログを書いてる時には既に、第一ラウンドが行われています。

6月15日(日)はコンクールのオープニングのガラコンサートが行われました。ロシアの音楽エリートが皆来ました。ホールの前の地面には文字道理レッド・カーペットが敷かれ、 SPがいたるところに。残念ながら・・・雨が降りました。

オープニング前のリハーサルの写真です。プログラムのスターピアニストはダニール・トリフォノフです。彼がコンクール4台のピアノの中からファツィオリをリクエストしま したので、弊社の調律師はダニールのためのピアノの準備に休まずに仕事。

でも楽しいリハーサルでした!
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チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラのサウンドは素晴らしいです!この歴史的なホールが空っぽな中で、素晴らしい音楽家を聴くのは、また格別な経験です。

そして、有名な音楽家がリラックス中です。以下の写真はコンクール総監督の指揮者ヴァレリー・ゲルギエフ、トップメゾソプラノのオルガ・ボロディナとダニール・トリフォノ フ。ダニールはコンチェルトだけではなく、ボロディナの伴奏も弾きました。

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ダニールは既にこのピアノを最近サチーレで弾いていますので( Fazioli日記の「チャイコン(1) でお読みください)、ピアノに関する 調整のレクエストは全くありませんでした。

リハーサルは一回通して弾いただけですが、皆は専門家ですので、完璧でした。

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本番の録画はこのURLをクリックして下さい。 http://tch15.medici.tv/en/performance/grand-opening-of-the-competition-great-hall-of-the

司会は審査員でもあるデニス・マツーエフとヴァレリー・ゲルギエフ。デニスはロシア語のみで、マエストロが英語で通訳していました。巨匠を通訳として使うのは・・・・・・・流石。

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プログラムは全てチャイコフスキーの曲です:

10:41
Capriccio Italien ( イタリア奇想曲) , op. 45

30:42
Melodie(メロディー), Op. 42, No. 3
14歳のバイオリニストGeorgy Ibatulin,第15回くるみ割り人形国際青少年音楽家コンクール優勝者

41:01
Concert Suite from "The Nutcracker" (Pletnev編曲)
「くるみ割り人形」による演奏会用組曲より」
Andante maestoso
13歳のピアニストAlexander Malofeev第8回わかい音楽家のための国際チャイコフスキーコンクール優勝者

48:42
Two Romances(オルガ・ボロディナ、ソプラノ、ダニールトリフォノフ伴奏)
"It was in the early spring"「それは早春のことだった」
"Again, As Before, Alone" 「再び、前のように、ただひとり」

01:02:05
ピアノコンチェルト第一番Op. 23、2及び3楽章

このビデオはコンクール終了後ネットから外すそうですので、お早めにお楽しみ下さい!

つづく・・・
(以下の写真:演奏終了後楽屋で日本のお土産をあげるところ)
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チャイコン(4) 本選出場決定

6月12日夜、本選出場者の発表がありました。
英語のチャイコフスキー国際コンクールニュース

その後引き続き本選の演奏順のくじ引きが行われました。この写真は日本でもお馴染みになったマリア・マゾさん。
maria drawing number.jpg

接戦だったということで、30人の本選出場枠が36人に増え、コンクール側から 出場者の第一ラウンドのプログラムを短縮するよう依頼がありました。出場者からは"驚きと苦笑"の声が。 結局短縮はなりなくました。当たり前ですね。

色々決まっていないこともあり気を揉むことが多いですが、決まったことが簡単に次から次に覆されることも。

この柔軟性が良いのでしょうか。

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13日と14日は、大ホールで出場者によるピアノ選定が行われます。既に夜中のピアノ調整作業が始まりました。やはり、コンクールの仕事はハードです!

以下は4台の選定ピアノのパノラマ写真です。

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チャイコン(3) コンクール使用ピアノ搬入!

ピアノの最終的な調整を済ませ、梱包してホールへ送りました。
front of hall.jpg

日本の運送屋さんと装備も技術も少し違うので戸惑いもありましたが、とても良い仕事を行ってくれました。ホッ。。。。

結局、100年以上前の非常に有名なチャイコフスキー音大の大ホールの搬入方法は・・・100年以上前と同じ様にエレベーター無し、人力です。ホールは建物の3階ですが、芸術的に素敵な階段しか使いません。

結果的に、モスクワのトップクラスのピアノ運送屋さんは力持ちです。

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数リットルの汗を流し、時々立ち止まりながら舞台に着きました!

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翌日、舞台上で弊社のコンクール技術者、越智晃がピアノ調整を始めました。

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この舞台は歴代のピアノの巨匠が演奏したところなので、簡単な音響テストにも胸がワクワクすると同時に、身の引き締まる思い。

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つづく・・・

チャイコン(2)モスクワで作業中

モスクワでは6月に入ると、リラの花が美しく咲き誇こります。

モスクワ音楽院の入り口のチャイコフスキーの銅像も、白紫のリラで彩られコンクールの季節の到来をアナウンスしているかのよう。
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いよいよコンクールのピアノが練習用のセミコン一台と共にモスクワに空輸されました。技術者(Attila Fekete)とコーディネーター(福永路易子)からなる、Fazioli コンクール日本チーム先行隊もモスクワに到着。

今回のコンクールは会場となるチャイコフスキー音楽院の目の前にあるKlavierhausというピアノ会社の協力を得て、そこにFazioliコンクールオフィスを設置し、ピアノの準備・試弾を行っています。この会社があるдом союзаビルには文字通り、国際音楽事業連盟があり、音楽院教授、音楽雑誌編集長、調律師など音楽に従事する人たちが常に出入りしています。

やはり何と言っても日本人の調律師はすごい!という評判(とは言えAttilaはハンガリー人ですが)。
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Attilaの仕事ぶりを観察に来る調律師たち。

Klavierhaus の二人のRoman(社長とオフィスマネージャー)は次々Fazioliの試弾に訪れる出場者が奏でる、初めて聴くFazioliの美しい音色にうっとり。
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6月10日、11日、12日の三日にわたる予選で約60名のピアニストが演奏し、コンクール本選に出場する約30名の参加者が選ばれます。

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つづく ・・・

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