ルビンシュタイン・コンクール(6) セミファイナル通過者の結果発表

今日は第二ラウンドの最終日、16:30からセミファイナル通過者の結果発表がありました。

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今年からジュニア審査員制度が導入され、まず最初に、17歳から19歳の7人の音楽学校の学生により選ばれた、7人の名前が発表されました。その中には、 FAZIOLIで素晴らしいダイナミックな独自の音楽で聴衆を湧かせたJi-Yong Kim と、美しい音色を奏で、皆をうっとりさせた工藤奈帆美さんの名前もありました。日本人の中では尾崎美空さんも入っていました。

でも、当確のはずのMaria Mazo の名前がなく、何かおかしいなと思っていると、続いて、審査員の結果発表が通過しなかった人から順番にありました。ルールではジュニア審査員と本審査員の 意見が食い違った時は、本審査員の意見が採用されます。(当然でしょう)。結果は6人中3人のみ一致。その三人とはBaryshevskyi Antonii, Colafelice Leonardo, Cho Seong-Jin でした。残りの三人はLin Steven,
Osokins Andrejs, Mazo Maria.

複雑過ぎて、何が起きているか良く分からない人も。皆の感想は、このプロセスにどういう意味が有るの?!
これで、Fazioliを選んだ人の中では、Maria Mazoさんのみがファイナルに進出することになりましたが、Ji -Yongと奈帆美さんという素晴らしいピアニスト達と過ごした一週間、本当にピアノメーカー冥利につきました。有難う。今後のご活躍をお祈りしておりま す。


ルビンシュタイン・コンクール(5) ステージマネージャ Ilanさん

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Ilanはこのコンクールのステージマネージャーです。ピアノの選定の立会いから始まり、舞台の全ての重要な進行役をコンクール期間中一人で務める、とてもタフな役割です。20数年イスラエルシンフォニーのステージマネジメントを務めたあと、今は引退し、三年に一度のこのコンクールの仕事のみをしているとか。経験豊富なのでとても助かります。
Fazioli を選んだ人は何故か全員最終の二日に集中し、 S F F S の ようなピアノの入れ替えを休憩時間なしに、素早くやり遂げなければなりません。

この写真はそのリハーサルをしているところです。

ルビンシュタイン・コンクール(4) 練習風景a la テル・アビブ

このコンクールでは基本的に、グランドピアノによる公式練習時間が確保されていません。
その代わり、ホテルの各自の部屋にアップライトピアノが与えられ、朝9:00から夜の9:00までお昼寝(?)の14:00から16:00の間を除き、10時間練習できます。しかし相部屋なので、ルームメイトとのシェアです。
しかもピアノは古く、キーも飛んでいたり、一日10時間の激しい演奏の後にはピアノの音も悲惨になってきます。隣接の部屋から聞こえてくる互いの音に邪魔されて、自分の音が聞こえない。その上それをかき消すような、ホテルの非常階段の工事中の激しいドリルの音。
そこで、弊社ではFazioliを弾かれる方の為に、Fazioliでの毎日の練習場所を確保すべく、奔走しました。現地ディーラーのショールームは工事中で、Fazioli は設置されておらず・・・・・・・・・・呑気なお国柄です。

ここはイスラエル国営教育テレビのArie Vardi 教授の "Intermezzo with Arik"シリーズ の収録スタジオです。ここにFazioliのF212が持ち込まれ、定期的に収録されます。
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ここは、民間録音スタジオです。F183が落ち着いた木のフロアリングと壁に囲まれた一室に置かれ、心地良い空間です。
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ここは民間のお宅のリビングです。大きな家にプールのある美しい庭。優しく寛大なホスト。このF212のピアノはルビンシュタイン・コンクールの初代調律師が10数年前にSacile工場で選定したとか。かなり初期のピアノですが、とても良いピアノです。
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今週はこの3箇所を駆使し、毎日一人当たり3-5時間の練習時間を確保することができました。Fazioliを弾かれる方々は第一ラウンド最後の二日に集中しているので、かなり長い助走時間となりました。

でも、皆様の優しさに支えられ、緊張もほぐれて来ているようです。いよいよ、日曜日から出場します。お楽しみに。

テルアビブから宜しく!2014年ルビンシュタインコンクール(3)

コンクール初日は大変感動的な一日でした!

朝はコンクールの演奏順番の選択がありました。

ルービンシュタインのシステムはユニークです。最初に、 参加ピアニストが番号を取ります。 この番号の若い順に選ぶ権利が与えられます。

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1番を引いた人から前に出て順番に演奏時間を選んでいきます。

やはり皆さん,後ろの枠の方から取って行きます。2番、 3番が選んで・・・・なかなか決められず立ち尽くす人も。 最後の人は残っている演奏時間しか 選べません。

後で、狭い部屋で参加者全員の記念写真撮影。狭いですので、最初は難しかったですが・・・

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(ところで、真ん中の赤毛のカーリヘヤの女性は事務局長Shulyさんです。ルービンシュタインコンクールは彼女の勢力的なエネルギーに支えられています。)

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夜はオープニングコンサートでした。第二部の演奏はダニール・

トリフォノフですが、素晴らしかった!! 使用ピアノはもちろん彼がこのコンクールのために, 昨年サチーレ工場で選定したFAZIOLIです。
以下のビデオはベートーベ ンの合唱幻想曲です。ぜひご覧下さい!

ババヤンがこのピアノを試し弾き。前の晩、ババ ヤン先生のリサイタルがありました。彼の文句 「 なぜこの素晴らしいピアノを僕のコンサートの為に提供しなかった の??」。ごめんなさい先生!

この貴重なご試弾写真をご覧下さい:

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