テルアビブから宜しく!2014年ルビンシュタインコンクール(3)

コンクール初日は大変感動的な一日でした!

朝はコンクールの演奏順番の選択がありました。

ルービンシュタインのシステムはユニークです。最初に、 参加ピアニストが番号を取ります。 この番号の若い順に選ぶ権利が与えられます。

20140513_111833.jpg
1番を引いた人から前に出て順番に演奏時間を選んでいきます。

やはり皆さん,後ろの枠の方から取って行きます。2番、 3番が選んで・・・・なかなか決められず立ち尽くす人も。 最後の人は残っている演奏時間しか 選べません。

後で、狭い部屋で参加者全員の記念写真撮影。狭いですので、最初は難しかったですが・・・

20140513_120330.jpg
(ところで、真ん中の赤毛のカーリヘヤの女性は事務局長Shulyさんです。ルービンシュタインコンクールは彼女の勢力的なエネルギーに支えられています。)

roiko2.jpg
夜はオープニングコンサートでした。第二部の演奏はダニール・

トリフォノフですが、素晴らしかった!! 使用ピアノはもちろん彼がこのコンクールのために, 昨年サチーレ工場で選定したFAZIOLIです。
以下のビデオはベートーベ ンの合唱幻想曲です。ぜひご覧下さい!

ババヤンがこのピアノを試し弾き。前の晩、ババ ヤン先生のリサイタルがありました。彼の文句 「 なぜこの素晴らしいピアノを僕のコンサートの為に提供しなかった の??」。ごめんなさい先生!

この貴重なご試弾写真をご覧下さい:

20140513_230640.jpg

テルアビブから宜しく!2014年ルビンシュタインコンクール(2)

13日のオープニングコンサートのリハーサルが本日も行われました。

珍しい曲を練習しました・・・ベートーヴェンの合唱幻想曲、Op. 80。この曲は後の「第九」へと至る主要な源流のひとつと考えられています。テーマなどが大変似ていますが、同時にピアノコンチェルトの風味もあります。

ピアニストはダニール・トリフォノフです。彼は弊社の楽器を選びました。

20140512_101914.jpg

20140512_102152.jpg


リハーサルは良かったですので、本番も楽しみにしています!

テルアビブから宜しく!2014年ルビンシュタインコンクール(1)

おそらく今年の国際ピアノコンクールの一番のハイライトはルービンシュタイン国際ピアノコンクールでしょう。ファツィオリ初デビューの当コンクールにおける技術・アーティスト関係を、 日本チームが担当しております。


テルアビブは素敵な街です。 海岸が綺麗なうえに、料理もとても美味しい・・しかし観光の時間は有りません。
20140510_153914.jpg 20140510_160618.jpg 20140510_153922.jpg
コンクールで使用される FazioliはF278ですが、昨年末ダニール・トリフォノフ (Daniil Trifonov) がサチーレの工場で選定しました。ダニールは前回の自らのルービンシュタインコンクールの経験から、ホールの音響のために一番良いピアノを選びました。当ホールの音響は非常にデッドですので、とても元気な楽器が必要です。

かなりの時間を掛けピアノの準備をしました。その後、昨日(5月10日)ダニールがピアノを弾き、調整の希望を伝えてきました。さらに調整後、ダニールからパーフェクトのお墨付き!安心です。

今回の舞台にはファツィオリとスタインウェイの2台だけなので、準備には気合いが入ります!

本日はオープニングコンサートのリハーサルでした。下の写真をご覧ください。当コンクールの入賞者David FungとRoman Rabinovichが, 
バルトークの2台のピアノと打楽器のためのソナタを練習しています。
20140511_095431.jpg 20140511_095628.jpg

そして、下の写真はストラヴィンスキーの「結婚」(ピアノ4台、歌のソロ、合唱、 パーカッションのため)のリハーサルです。

20140511_112633[1].jpg
明日はダニールのゲネプロ、楽しみですね!

演奏(5月13日の夜)はネットで放送します。 コンクールのHP
で是非一緒にご鑑賞下さい。

2014年国際ジャズデイ、ハービー・ハンコックと共に

4月30日はユネスコ「International Jazz Day」でした。ジャズに象徴される文化の多様性と人類の融合、平和を祈念し、世界中でこの日が祝われました。
今年の記念コンサートは世界全大陸の196ヶ国+ 南極大陸と 国際宇宙ステーションを繋いでお祝いされましたが、世界の中心は大阪でした。
大阪城西ノ丸庭園で行われたギャラ・ジャズコンサートは以下のビデオでご覧になれます(30:45に自動的に始まります)。
ハービーの感動的なスピーチも翻訳付です。

また、この下に準備の模様の写真をアップしましたのでお楽しみください。



お陰様で4月30日の天気は最高でしたが、前日のリハーサル日は一日中冷たい雨でした。
人間は暖かい洋服を着られますが、ピアノはどうすれば良いでしょうか?
29日の朝早、寂しく濡れている会場にピアノを搬入しました。。。。。

IMG_1573.JPG IMG_1571.JPG


ハービーはダウンジャケットでピアノに向かい、弊社のピアノ(F278)はレインコートです。
IMG_1583.JPG


翌日はうって変わって晴天。小曽根真さんは、Tシャツでゲネプロに臨みました。ピアノもホッとしています。
IMG_2128.JPG IMG_2132.JPG


穐吉敏子さんも参加しました。
TA2.jpg


屋外に夜中のピアノは大変と思いますか?違います。専門的な防湿カバー+除湿器でピアノのケアは問題ありません。翌朝の湿度計は理想に近い50%+を指していました。

IMG_1597.JPG

ハービーが私とピアノ運送責任者の吉田さんの労をねぎらってくれました。来年の国際ジャズデイはどこの国になるでしょうか。世界の平和と人類のコミュニケーションの向上にジャズが貢献できるよう、来年も日本でこの日を盛り上げたいものですね!
1398868240106.jpg





Enhanced by Zemanta




PAGETOP
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: