経営本が教えてくれるファツィオリ哲学

新型コロナウィルスによる外出自粛期間中に本を手に取り、改めて読書に目覚めた方もいらっしゃることでしょう。この機会に、ファツィオリの経営哲学に触れられる本を2冊ご紹介したいと思います。ファツィオリがお好きな方、イタリアブランドに興味がある方、企業経営に携るかた方にとって、または、読み物としても大変興味深い本です。

「メイド・イン・イタリーはなぜ強いのか?」(晶文社 安西洋之著)
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弊社が取材協力をし、今年2月に発売されました。大企業中心の「メイド・イン・ジャパン」と中小企業が担う「メイド・イン・イタリー」の対比を含め、世界的に評価が高いイタリアブランドの事例から私たち日本のビジネスパーソンが学べる点がわかりやすく記されています。この中でファツィオリは、短期間にトップに駆け上がったピアノメーカーとして紹介されています。
本書の中で創業者パオロ・ファツィオリは、「量は追わない。良い音を追求するのが私の使命だ。」と、ファツィオリ社の核となる価値観を語っています。


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もう一冊ご紹介したい本は、「どうする?日本企業」(東洋経済新聞社 三品和宏著)です。
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2011年に発行された本ですが、今改めて読み直しても大変示唆に富む内容です。成長ありきの経営の限界を指摘し、日本企業の今後の成長に必要なのは、技術力以上に構想力を要する「リ・インベンション」であると唱えています。ビジネスの規模ではなく、品質を向上させることを目指すパフォーマンス・クオリティ企業の好事例としてファツィオリが取り上げられています。
著者が「ピアノという代物は、やはりピアノを愛する人々が、ピアノを愛する人のために造る楽器で、そういう世界に効率やら原価やら経営の言語を持ち込むと、何か大切なものが失われてしまうような気がして仕方ありません。」と述べている点にも深く共感します。

機会がありましたら是非ご一読ください。そして、ショールームにお越しになられた際には、エスプレッソを飲みながら読後の感想もお話しできたら嬉しいです。

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