Fazioliコンクールのアドヴァイザーご紹介(3): アーリンク明美先生

通常のピアノコンクールの審査委員は権威ある先生方により構成されますが、「 ファツィオリジャパン​創立10周年記念オンラインピアノコンクール 」では、一般のピアノ愛好家(貴方も!)が審査委員です。しかし、ピアノコンクールの審査は簡単なことではありませんので、各分野の旗手にアドヴァイスを頂くことにしました。現在までに5名の方が当コンクールのアドヴァイザーを引き受けて下さいました。これらの方々を順次ご紹介致します。
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アーリンク明美先生
ご挨拶


「近年では世界各地の国際ピアノコンクールでも聴かれるようになった "ファツィオリ"。

1981年にパオロ・ファツィオリ氏によってイタリアに本社が設立されて以来、世界中のトップアーティストのコンサートにも使用されている若いピアノブランド。私がその音色を初めて聴いたのは、20年程前の巨匠アルド・チッコリーニ氏のコンサートと記憶しております。

この度ファツィオリジャパンさんは、創立10周年を記念して"ファツィオリコンクール" を開催されます。これはオンライン投票のオンラインコンクールですが、本選の生演奏は一般公開され、上位入賞者には副賞としてコンサートも用意されます。

コンクールは、ただ順位を競う場と一般的に認識されがちですが、学ぶ場でもあり、チャンスや出会いを得られる場でもあると私は信じております。審査員も公募するなど、革新的なアイディアを取り入れたこのコンクールを、まるで音楽祭のように皆さんで一緒に楽しく盛り上げましょう。」

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アリンク明美氏プロフィール(ピアニスト、アーリンク=アルゲリッチ財団)
ヨーロッパを拠点にし、ソロをはじめ、リート・室内楽ピアニストとして活動。アメリカ、ヨーロッパ、日本でレッスンやマスタークラスを行うなど、指導にもあたる。
これまでに、アメリカのワールドピアノコンクール、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール (アマチュア部門)、オルガ・ケルン国際ピアノコンクールや、ブラジルのBNDES、スペインのリカルド・ビニェス (青少年部門)、フランスのリヨン、リトアニアのスタシス・ヴァイニウナス (室内楽部門) 等のコンクールの審査員を務める。
世界の100以上のコンクールに足を運び、ピアノ月刊音楽雑誌 「ショパン」 で、"世界のコンクール便り" を連載中。ポーランドのショパン国際ピアノコンクール、浜松国際ピアノコンクール、シドニー国際ピアノコンクール、イスラエルのルービンシュタイン国際ピアノマスターコンクールといった主要コンクールのレビューやインタビュー等の執筆にも携わった。 AAF (アーリンク=アルゲリッチ財団) 理事。

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